p 進多重ゼータ値および p 進 [多重] ゼータ関数についての総説.初稿の段階では80ページ位だったんですけどねぇ……,どうして報告集の記事のページ数が毎度毎度3桁の壁を飛び越えてしまうのでしょうか? ちなみに,序文で「書こうと思って書けなかった心残り」の1つに挙げた「久保田–レオポルトの p 進 L 関数のオリジナルの構成」は,2019年2月に発売された青木美穂さんの著書 「p 進ゼータ関数」 で取り上げられていますので,興味を持たれた方は是非お手に取ってみてください (やはり日本評論社さんは良い本を出版されますね).「コールマン積分論」も心残りの1つに挙げてますけど,何だかんだで本文中で結構詳しく解説しちゃってますね……まぁいいんですけど.ちなみに当分「増補版」を書くつもり (気力) はありません (笑).日本語.
マイケル・ハリス, ニック・シェパード-バロン, リチャード・テイラーに依る共著論文
A family of Calabi-Yau varieties and potential modularity の解説記事. 特に所謂 "(l,l') トリック" の佐藤-テイト予想への応用について詳しく扱っています. 日本語.
原 隆: The cyclotomic Iwasawa main conjecture for Hilbert cusp forms with complex multiplication / 虚数乗法を持つヒルベルト尖点形式に対する円分岩澤主予想 [落合理 (大阪大学) との共同研究]スライド (pdfファイル)
2019年2月23日の 東京電機大学学術振興基金「論文賞」 受賞式でのプレゼンテーション用スライド。出席者がほぼ工学系の方だけであり、時間も5分程度と非常に短かったため、なるべく数式を使わずに感覚的にイメージしやすそうなスライドを目指したのですが、はたして成功しているのやら……。そんな事情もあって、数学的な内容はほぼ皆無なスライドとなっています。数学的により詳しい内容に興味のある方は、例えば 第58回代数学シンポジウム報告集の原稿 などを参照してみてください。
ちなみにファイル形式が指定されていたため、初めて Power Point で作ってみたスライドです。あと何回そんな貴重な (?) 機会があるんでしょうか 笑